平成28年3月31日
利益剰余金 :▲370,013千円
当期純損失 : 347,596千円
東大系バイオベンチャーの第6期決算
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再生医療製品の研究・開発・製造・販売を主業とする東大系ベンチャーのサイフューズの決算公告。同社の注目されている技術は細胞を自然に凝集させ、小さな細胞塊を大量に培養するというバイオ3Dプリンタです。再生医療の分野や創薬系の分野との親和性が高く注目されています。
当然ながらその他の医療系ベンチャーと同じように研究開発に莫大な予算が必要になるので決算としては今期もマイナスの347,596千円の純損失です。
決算自体を俯瞰してみると流動資産やおよび株主資本が厚いので当面は研究開発を進めていくだけの資金はあるという状況かと思われます。現状の赤字も固定負債もまだまだ総資産の面から考えると研究開発に投入していけるのではと思われます。
2015年時点で総額14億円の増資を完了していますし、出口戦略としては大手医療系に買収になるのかそれとも、上場を目指すかの道になってくると思われます。
とはいえ当期で3億の赤字なので前期に比べても確実に費用がかさんでいるので向こう1年~2年以内に次の道筋や結果をだしていく必要があります。
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