平成29年4月26日
利益剰余金 :▲851,442千円 (8億5,144万円)
当期純損失 : 507,856千円 (‐5億785万円)
駐車場スペースとして有効活用させるビジネススキーム
スポンサードリンク代表取締役 :金谷元気
akippa 7期決算 →akippa第7期決算公告
もともとakippa社の事業スキームは、現在空きスペースを時間貸し駐車場にできる予約制駐車場サイトの運営。人気エリアの場合、コインパーキングや駐車場の不足を補う事ができるという目の付け所が良いビジネスモデルだと思います。
空きスペースの活用に困っている貸し手・駐車場が探しても見つからない借り手、中間マージンを取る事で利益が出るakippa社と三方に得があるモデルです。
いわゆるシェアリングサービスといわれる眠っている資産を活用できる良いビジネスだと思います。競合だと地元の駐車場などですが最近では駐車場ともリレーションを取って予約制の時間貸し駐車場サービスも開始しています。
逆に難しいのは大量の予約をさばき切る為のシステム運用コストと1契約あたりの単価が低いことかと思います。時間貸し駐車場で1契約3,000円程の運用ができても、それを貸主との利益を折半する形になるのでどうしてもakippa社の利益は少ないのです。
競合として想定されるのは、カーシェアですが類似業態としてはスペースマーケット、スペイシー、同じようなモデルのWEBサービスだとairbnbなどのシェアリングサービス。
利益には直結しない反面、膨大な駐車可能スペースのデータベースが構築されるのでデータベース自体に高い価値があると言えます。現状は販路拡大のために法人契約を増やす方向へシフトしている様です。個人契約や公開情報を増やすためにデータベースを作り続けつつもスペースに困っている法人の顧客を抱え込むという複数の軸での展開。
今のところシェアがNo1であっても利益には結びついていないという厳しい現実なのかもしれません
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