決算情報デオモシロイものも出てこないのであのバク速で終わってしまった
とあるホテルの予約サービスについて書いてみようと思います。
Tonight for two です。
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迷走してるの?準備してるの?
GREEの今までの経緯からすると一部上場まで果たした企業としてはかなりチャレンジャーな企画だと思い、攻めの姿勢を感じ取りました。わざわざ株式会社tonightという関連会社まで作っているのでこれはイケると踏んでいたはずです。日本のソーシャルSNSの柱であったミクシィもそうですが、一世風靡のした巨大プラットフォームを捨ててまで「モンスト」へと移行したのと同じように低迷するGREEのサービスも次の柱を探し始めたきっかけだと思います。どうして急に?
そもそもGREEは「後発サービスで勝っていくもしくは競合サービスとして成長する」という攻撃的なビジネスモデルでした。SNSならミクシィの後ですしゲームならばDeNAの若干後から後発で追い上げる会社だったと記憶しています。しかしブラウザからモバイルへの移行期を逃してしまった感があるので、これから本格的に乗り出すには出遅れが強く課金ガチャの錬金術も自浄しなくてはいけないなかだと。次のヒット作を出すよりも新しい新サービスや資本力を生かせる手段のほうが良いという判断をしたのではないでしょうか(まったくの予想ですけど)
そもそも競合はトライ&エラーの繰り返し
若手社員を子会社の社長などにして企業自体の力と若手経営者の層を鍛えるのは過去リクルートやアメーバを運営するサイバーエージェントの常套手段でした。
なのでここの会社出身者はとにかくマネタイズの力が強く、収益があがるサービスになるまでトライとエラーを繰り返します。パズドラでヒットしたガンホーもラグナロクオンライン以降だと初めての高収益とヒット作なのでその間の6年間は低迷につぐ低迷でした。屋台骨を失いつつあるGREEとしては時間をかけてでも次世代のサービスや新しい旋風を巻き起こす必要があったのです。
ラブホテル予約アプリという着眼点
ラブホテルは本当に予約できないのか?ジレンマを感じているユーザーは多い事でしょう。せっかく良い雰囲気になって意気投合して渋谷や池袋の繁華街に行っても、イザというとき満室のランプという事はザラにあります。そしてテンションと場の雰囲気もだいたい下がります。かといってその日を確実に利用できる可能性というのが5分5分であるこの手のホテルにとって事前のリザーブはかなり利用者にとってリスキーです。せめてネットで空室を探し埋めるというニーズはあったはずです。ではなぜ中止に至るのでしょう
業界の遅いIT化と法令順守
そもそもラブホテル業界の利益水準はとても高いです。回転率第一ですし、宿泊以外にも「休憩」という利用方法があります。周辺は競合であり仲間であるホテル郡で埋め尽くされているので平日とはいえ一定の客単価と回転率で空室を埋められます。なので都心のホテルにとっては予約サービスのメリットはそれほど多くないの現状だといえます。渋谷か五反田のホテル街に23時頃行けばわかります。大体埋まっているのでちょっとした絶望を味わえます。またそんな業界なのでIT化に関して危惧するほどの必然性がなく、ホテル予約アプリに賛同する人は多くても実際利用価値があるかは別問題といえるでしょう。海老名とか厚木などのちょっと郊外や地方のロードサイドのラブホテルには良いかも知れません。
次に法令遵守問題です。
そもそもラブホテルはエリアや利用用途に関してもかなりグレーな業態です。いわゆる特定の遊技場とかと同じ扱いです。これを表立って上場企業が扱うには出会い系以上のリスクが出てくるでしょう。少なくともホテル運営の数パーセントぐらいは反社会勢力である可能性?も否定はできません。そうなると高利益であってもIPO目指す企業や上場企業が手を出すのにはちょっと香ばしいサービスであるかと思います。VCや監査もこれをよしとしないでしょう多分。
とてもステキなサービスなので個人的には応援していたので、このプラットフォーム1本でGREEの株価が10倍も夢ではなかっただけに零細株主としては、それだけが心残りでなりませんでした。
Tonight For two
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