平成27年3月31日
利益剰余金 :△430,913千円
当期純損失 : 376,729千円
インターネットを利用した生鮮鮮魚流通システム。なかなか困難な模様
スポンサードリンク「鮮魚流通のアマゾン」を目指すという合言葉にはじまった同社。中間業者の手間とマージン部分をITを駆使して解決させて流通を良くしていこうというのが同社の強み。
難しい点はこの業界に直接踏み込もうとする大手も競合もいないもの、大手も競合もいないという事はブルーオーシャン化されているように思えますが、逆に参入障壁が高い(今の状況に満足している状況の可能性もあります)可能性があります。ともすえれば現状にある程度満足している保守層にとって使いやすい今の仕組みを、どれだけITで打破できるかが課題。
衣食住で語られますが、不動産なんかが良い例で元々クローズだった市場が段々とインターネットの利用でつながっていき活性化される。
逆に規制や仲卸が強かったりする業界だと参入が難しい、農業がJAを通さずに安定供給できるのか?価格調整の問題や配送コスト対策など、悪もしくは既得権益とされていた既存の仕組みにも利益が分配できるような理由があったりします。
同社が飲食店向けにシステムを無償で貸し出してその日に必要な鮮魚を発注して配送して売り上げを上げるシステムです。
多分システム面では利益が出ない。
仕組みとしては実際の発注よりも前に「予測に基づく仕入」を行い、それを各飲食店に配送する(そのリードタイムが極めて短い)そうです。同社が仕入れを行う部分を考えると在庫がでてしまうと鮮魚を扱う会社としては余計な廃棄コストが出てしまいそうです。解決されているのかな・・
amazonも同じでしたが既存流通を打破するには薄利多売にならざる得ません。最近黒字化という話題になったロコンドや、過去のアットコスメを運営されていたアイスタイル社など苦境の時期が長かったという記憶があります。
当期で3億7,600万円の赤字という事で状況としては明るくは無い模様。増資して資金を増やす事と同時にコスト圧縮やPDCAを見直しで立て直しを図るのではと思われます。
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