2015年12月3日木曜日

メルカリからみるインターネット企業決算についてオモウトコロ

mercariの決算が発表されてから数日過ぎました。




やっぱりみんな興味をもっていたのかその決算公告情報はまたたくまにタイムラインに
のって当ブログも多数のアクセスやリツイートがありました。

結局外から決算をみているだけなので実情や戦略はわかりませんが、内外ともに注目を浴びている企業であることは間違いないのでしょう。



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メルカリの何がスゴかったのか?


ビジネスモデル自体はフリマアプリとして先行していたのはFrilだったと思います。仕組みも若者のターゲットもこちらの方が先だったし、アプリとしてもわかりやすくUIも日々によくなっているなと思っていました。
後続として駆け抜けてきたのがメルカリでしたが、一番強かったのが山田進太郎氏という個人のブランドとその資金力によるスタートダッシュでした。

山田進太郎氏の経歴と実績


山田氏はいわゆるナナロク世代と言われる企業を起こしていて、ウノウという会社を渋谷で経営していたんですよ。現在はぴあが運営していますが「映画生活」というサイトを運営してました。

また、現在は一般的ですがエンジニアがラボと称したブログを公開していて、技術を広めたりと実験的な取り組みしてました。当時の技術者は参考にしたりパクッたりしながら技術磨いていて、いまでいうGithubみたいな機能があったんですよ。


その後、mixiがゲーム事業に進出したときに「まちつく!」を出していたのがウノウです。結局、その功績が認められて外資系企業のジンガに買収されるというゴールを迎えます。
この時点で結構な資産を築いています。(事業買収自体は数十億円ということがささやかれ)



資金力と影響力がスタートアップの要

ココで得た資金をその後のメルカリの立上げに利用できるわけで、スタートアップとしては外部資本に頼らずともある程度の資金がある状況で動けます。ロケットスタート切ったわけですね。あとは人脈です。ジンガジャパンに買収されたというのは当時のソーシャル業界でもかなりの注目株だったのでこの時点でインキュベーション系やベンチャー企業、VCなんかとも一通りの人脈があるんですよねこの時点で!
スタート時点である程度資金調達予定の先と縁があるのも強いです。


課題が多いのも事実

メルカリのUIはFrilほど洗練されてなかった。でも事業領域をファッションだけに限らずにCtoCフリマ全域に伸ばしたのは大きいと思います。ここまで領域を伸ばすと実際の競合はヤフオク!になるんでしょうね。競合するのか協業していくのかまだわかりませんが、アプリの領域ではヤフオク!よりも親しみやすいトコまで登ったのは事実でしょうね。

メルカリ 第3期決算公告はこちら


黒字化を優先的に進めるのか?それとも注目が熱いウチに海外戦略に向かうのか注目が集まります。

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